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三木 直也*; 原園 友規*; 石井 裕剛*; 下田 宏*; 香田 有哉
International Electronic Journal of Nuclear Safety and Simulation (Internet), 9(2), p.162 - 171, 2018/12
本件は、「ふげん」と京都大学との共同研究において開発した、解体対象物の寸法等の情報を解体作業者が容易に測定できる距離情報表示システムについて、「ふげん」の純水装置室で実施した実証試験結果及び被験者のアンケート結果等を京都大学が報告するものである。
松場 賢一; 磯崎 三喜男; 神山 健司; 飛田 吉春; 鈴木 徹
International Electronic Journal of Nuclear Safety and Simulation (Internet), 4(4), p.272 - 277, 2013/12
ナトリウム冷却高速炉の炉心損傷時に原子炉容器下部プレナムナトリウム中へ流出した溶融炉心物質が微粒子状固化物(デブリ)になるまでの距離(デブリ化距離)に関する評価手法を開発するため、模擬物質(低融点合金と水)を用いて溶融炉心物質とナトリウムの液-液接触状態を模擬した基礎試験を行っている。本基礎試験ではデブリ化距離の実測値が従来予測に比べ10%程度以下の短い距離でデブリ化される結果となった。試験結果の分析に基づき、このデブリ化距離の大幅な短縮には液-液接触状態からの蒸気泡の膨張に伴う急速なデブリ化が寄与した可能性を明らかにした。本基礎試験を通じてデブリ化距離評価手法開発に有益な知見が得られた。
石井 裕剛*
International Electronic Journal of Nuclear Safety and Simulation (Internet), 4(2), p.97 - 104, 2013/06
コンピュータビジョンと微細加工技術の進展は、保守や解体作業環境の3次元モデリングのコストと困難さにて、大幅に遅延している。この論文では、3次元生成技術及びそれを可能にするアプリケーションの可能性についての最新の進捗を紹介している。
柳澤 和章
International Electronic Journal of Nuclear Safety and Simulation (Internet), 1(3), p.246 - 257, 2010/09
軽水炉燃料はUOペレットを円筒状のジルカロイの鞘で被覆したものであるし、研究炉燃料はUAlx又はUSiを芯材とし、Al-Mg合金で板状に被覆したものである。(1)軽水炉燃料はノルウェーにあるハルデン炉(HBWR)で最大約20MWd/kgUまでベース照射しその後出力急昇試験に掛けてPCI破損の有無を確かめた。結果は、HBWR条件で得た破損しきい値よりもLWR条件で得た破損しきい値のほうが低かった。炉内実験データは燃料ふるまい計算コードFEMAXIに供給し、PCI破損応力とFPガス放出率(FGR)を求めた。(2)未照射又は照射済軽水炉燃料をNSRRRにてパルス照射し、破損とそのメカニズムを調べた。未照射燃料は260cal/gfuelで破損し、溶融脆化が破損メカニズムである。照射済燃料はPWRについて調べたが、118cal/gfuelで燃料は縦方向に一稜線沿いに大きく裂けた。大きなPCMI(ペレット-被覆管機械的相互作用)と過渡的FGR(核分裂ガス放出)の重畳がメカニズムとして考えられる。研究炉用シリサイド燃料は、溶融点以下において被覆を貫通する割れで破損した。これは燃料板上に生じた局所的な不均一温度分布により発生するクェンチ時の引張応力がメカニズムである。